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電子タバコが販売禁止にされる本当の理由

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アメリカのドナルド・トランプ大統領は11日、

電子たばこの販売を禁止する方針を発表しましたね。

 

インドにおいても、電子たばこの即時禁止を発表しました。

若者の健康に関して影響が出ることへの懸念だそうです。

 

それ以外の国でも、続々と電子タバコが禁止される方向へと向かっています。

電子タバコはそもそもそんなに危険なものなんでしょうか。

国を挙げて禁止しているとはただ事ではないですよね。

 

 

電子タバコとは。

ここであげられる電子タバコは、

最近賑わっているgloやIQOSのような、

紙タバコを電熱線で焼くタバコではなく、

 

ニコチンを溶かしてある液体をコイルで燃やして発生した蒸気を吸引するタイプの電子タバコです。

使用する液体には非常に中毒性のたかいニコチンが含まれています。

しかし、一般的なタバコに比べて、発がん性のタール、一酸化炭素は一切含まれていないため、発売当初よりタバコよりは安全とのふれこみで人気となっておりました。

 

 

電子タバコは危険か。

電子タバコ発売以降、電子タバコに関する研究が各国で行われ、

多数の有毒な物質が含まれているという発表もなされています。

 

また、肌に塗る場合、経口摂取では安全とされているものの、蒸気で吸引した場合で人体に対する影響があるのかどうか研究が進んでないものも添加されているとのことです。

 

各国で研究が勧められ、「危険だ」「通常のタバコに比べれば安全である」

っと言った声明があります。

しかし、一番言えることは、そもそも電子たばこが市場に出てきた頃は未だ2000年代半ば以降であり、研究機関においても長期的なデータがない状況であるということです。

 

また、電子たばこはニコチンは含まれてはいるものの(ニコチンが含まれていないリキッドもある)紙タバコに比べて毒性が少なく、紙タバコに含まれる発がん性物質を吸引することもありません。

  

世界保健機関(WHO)は電子たばこは従来のたばこより「おそらく毒性は低い」としつつ、長期的なデータが少ないため、厳密な危険度に関して数値化することはできないとしています。

 

 

なぜ禁止されているのか。

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このような状況下で、電子タバコを禁止するのは違和感を感じます。

というのは、従来の紙タバコは危険性に関して、長い歴史の中で研究されてきており、タバコのパッケージにさえ危険性を訴えているほどでありながら、

電子タバコは禁止、紙タバコは吸っていいよと理解に苦しみます。

 

電子タバコの使用者は若者に多く、定かではありませんが、

一種のステータスだと感じている方もいるそうですが、、

年々使用者が増加しているそうです。

 

そこで、

  • 電子タバコの使用者が増加する=紙タバコを吸う人間が減る。
  • 長い歴史の中で積み上げられた巨大な紙タバコ産業が脅かされることを懸念している。
  • その巨大なタバコ産業からの収入が減る、紙タバコにかけられている税金が減ることを懸念している。

なかなか闇の深い癒着やないかとも考えられるんですよね。

電子タバコを国をあげて禁止すれば、従来通り紙タバコを安心して販売でき、税収をたんまり頂く構図を続けられますし、

 

そこまで懸念されるなら電子タバコに税金をかければいい話だと思うんですが、

それをすっ飛ばして禁止にするのは、危険云々以外に深い理由がありそうです。