自己啓発という言葉は範囲が広すぎるため一概には言えませんが、
自己啓発の分野は昔から現在に至るまで、
語り継がれてきています。
もちろんその中でブームもあれば波もあるわけで、
思想というのは移り変わってきます。
あるときは人を鼓舞するような思想がもてはやされるときもあれば、
あるときはそのままの君がいいんだよという思想がもてはやされています。
どれが正しいということもないかもれませんが、
自己啓発の思想というのも時代の移り変わりを映しているのかなとも思います。
ですが、
ぼくはそのままの君がいいんだよ
という言葉は時に残酷な助言になり得るのではないかとも感じてしまいます。
そのままでいいよという言葉を鵜呑みにしてはいけないのではないかと。
なぜなら時代は移り変わるものだからです。
資本主義の世の中です。
資本主義は経済成長を余儀なくされます。
経済が成長するためには、競争を是とするのが資本主義の根幹です。
時代が移り変われば、環境も変わります。
同時に自分は歳を重ねていくことになるでしょう。
田舎は限界集落になろうとしているのに、
変わらないままでいれば消滅していきます。
歳を無駄に重ねた人は会社から淘汰されていくことでしょう。
停滞する企業は競争に負けて淘汰され、
停滞する人材は歳だけを重ねて淘汰されていく。
そのままでいたいならそのままでいるために変化を許容しないといけないのです。
歳を重ねても、変わらない環境を享受するために努力しなければなりません。
そのままでいいよ
という耳障りの良い言葉を鵜呑みにして
停滞して淘汰されていっても社会は自分を守ってはくれません。
そしてその耳障りの良い言葉を発した人も守ってはくれません。
責任が取れないのに、
鵜呑みにした人を淘汰していく言葉は残酷ではありませんか。
いつの時代でも自分を守れるのは自分自身なのです。
国でも、会社でも、環境でもありません。
自分自身。
時代に取り残されないように
変化していかないといけないのです。
自分の人生です。
何を信じて行動するかは自分が決める自由があります。
そして自由には責任が伴います。
振り返ったときに自分の選択に後悔しないようにしていきたいものです。
ではまたっ。