「最近の若者は大人しい」
という言葉誰しも耳にしたことあるかもしれません。
もしくは自身で言ったことがあるかもしれない。
この最近の若者はという言葉、
本当かどうか知りませんが、
かのヒエログリフの石版にも記載されていたとかいないとか。
数千年にも及ぶこの「最近の若者は」問題は、
人間の性でもあるのかもしれません。
会社で中間管理職として部下を育成する立場の人にとって、
自分の過去のことを棚に上げては
「最近の若者は大人しすぎる、自分が若いときは…」
なんてジジイの発言をしてしまっている始末。
教育する立場としては人材教育というのは難しいものです。
しかし、会社というのが人材で動いている以上、
会社を成長させていくには人材教育は避けては通れないでしょう。
最近の若者が大人しいかは別として、
どうして挑戦することは難しいのでしょうか。
それは、
失敗にペナルティがあるからです。
失敗したら怒られる。
ならまだしも
失敗したら評価を下げられる。
下手したら
犯罪ですけど、
自腹をきらされるというドブラックな会社もあるのかもしれません。
などなど、
大なり小なり失敗することに
何かしらのペナルティがあるかぎり人は失敗を恐れます。
「失敗しても大丈夫」
「学びになったね。」
というのは素晴らしいですが、
裏ではボーナスが減らされるなら失敗したことを隠したくもなります。
失敗したことにけして叱ってはいけません。
間違ってもペナルティをつけてはいけません。
失敗しても問題ないという意識をつけないと、
どうやっても挑戦することに対して恐怖心を覚えてしまうのです。
しかし、
同じ失敗をしてしまったらまず「事を」しっかり叱りましょう。
失敗したことに対してではなく、
同じ失敗を繰り返してしまったシステムに問題があるからです。
最近の若者は大人しい
と訴えているジジイに言いたい。
もしかしたら、
若者が大人しくて挑戦する意欲に削がれたのは、
あなた達大人のせいかもしれませんよ。