「ここまでやったんだから辞めるわけにはいかない。」
こういう経験はないでしょうか。
映画をみたもののつまらないと感じてしまった。
でもこのチケットに1800円かけたんだからもったいなくて最後まで見ようと思ってしまいます。
本を買ったけど、退屈だし何を書いているかわからない…けど、1500円払ったから最後まで読まなきゃ。
この心理のことをサンクコストといいます。
経済学では、すでに負担したことで取り返し(回収)ができない費用のことを指します。
損切りが難しい株式投資、
いままで勉強してきたから結果を出すまでがんばろう。
気づいたら何年も何年も続けて取り返しがつかないところまできてしまったこともあるでしょう。
サンクコストはときに呪いにもなります。
映画にしろ、読書にしろ買ってしまった費用は回収できません。
しかし、費用だけでなく時間も回収することはできません。
結果かけた費用は働けば回収できるかもしれません。
しかしかけた時間はけして取り戻せないのです。
サンクコストバイアスを感じさせない方法があります。
それは、
ここまできたらやめよう。
ここまで損したらやめよう。
と期限や限界値を決めてしまうことです。
そして白紙にしてしまいましょう。
また一から始めるのです。
もったいないと続けることは、
かえってもったいないことにつながることになります。
サンクコストバイアスにとらわれず自由な思考でいきましょう。