労働者というのは、
経営者と契約で労働が決められています。
言われたことを言われたとおりにやることが求められているということです。
書類上はそれ以上のことをしなくても良い
ということになっているのです。
さて、
書類上と現実の乖離は今に限った話ではありません。
店舗勤務をしている特にサービス業に正解はありません。
言われたことを言われただけしかやらないとサービス業は立ち行かなくなってしまうものです。
まあ、サービス業は汎用性を高めるために労働契約書は曖昧にしているところが多いのですが…
人対人にサービスを行う、物がないものだから人それぞれが違うように求めるサービスも変わってきます。
この人にはこれでよかったものが、
この人には満足して頂けないということがでてきます。
そこで仕事をしていく中で大切なのは、
業務全体ではなく目先の業務に忙殺されてしまってはいけないということです。
洋服を売っている店であっても、
美容室で働いていても、
病院で看護師をしていても、
パートナーと勤務しないといけないとなると、
目先だけの業務に忙殺されるともう一人のパートナーは大変なことになります。
この時間は掃除をしないといけないと掃除だけに目をくれると、レジに並んでいるお客様が見えない。
ご利用者様が悩みをもっているのに、掃除に目をくれてケアができない。
そんなことが充分に起こり得るのです。
そうなると周りが見える人が、掃除は後回しにしてお客様対応をし続けた結果
パートナーの仕事の割合が増えることになるのです。
サービス業は仕事そのほとんどがタイムスケジュールで決まっているものです。
しかし、タイムスケジュールに記載されている与えられた業務に囚われてお客様のニーズに応えられないままだと、お客様は離れてしまいます。
サービス業で大切なのはお客様のニーズに応えることです。
そしてお客様の対応する以外は、
その対応するための補助業務でしかないということに気づかないといけません。
だから、
目先の自分だけの仕事に忙殺される人と仕事すると異常に疲れてしまいます。
そして
そういう人が多すぎると感じて仕方がない。
「あぁ、仕事ができない人だな」
と思われてしまいます。
必要なのは
視野を広くして、業務、チーム仲間、店舗、お客様の様子を常に頭に入れて今何をすることが一番か考え行動することです。
これらは常に移り変わります。
だからサービス業に正解はないのです。
常に考え正解を模索して実験的に行動して、
正しい行動をするのではなく、間違っていない行動するべきであると思います。
正解がないからこそサービス業は難しいなと思います。
ですが、
正解がないからこそ楽しいとも思えるのです。
これからも常に実験する考えを忘れず学んでいきたいと思える今日この頃。
ではまたっ。