パンダの備忘録

ヒトを越えたいパンダの備忘録

「成功者は早起き」の罠。

何が何でも成功したい。

 

その気持をもって自己啓発に励む人もいることでしょう。

 

かくいうぼくもその一人。

人間を超えたい。

 

さて、

読書をしていると、

また啓発系動画をみているとこんなことが言われます。

 

 

「成功者は皆早起き」

 

アップルのCEO ティム・クック氏

スターバックス元CEO ハワード・シュルツ

 

その他多くの著名人が4時や5時におきて仕事をしたり、

運動をしたりと活動をしています。

 

よし、じゃあぼくも早起き実践しよう。


しかし、

ぼくはこれには懐疑的です。

 

例えば
スーパーやアパレルで働いている人が早起きしたところで、

労働(仕事)があるのはお客様が来る開店時間が99%でしょう。

 

もちろん仕込み、品出しだったり、事務作業があるのもありますが、

基本的に時間的に仕事の割り振りがあるために、

普段から残業もなく早起きして仕事に勤しんでも、

そもそも4時の時間には仕事があまりないということもあるのです。

 

結局残業して早起きした意味がないのなら目も当てられません。

 

いやいやまって。

早起きの利点は起きたての脳がスッキリした状態で、

勉強が捗るじゃないか。

 

という意見もあります。

 

これはもちろんその通りだと思います。

 

その勉強が将来に役立つもので一番のリソースを充てたいのなら、啓発を朝にもってくるべきでしょう。

 

ぼくも起きる時間は早い方です。

しかし、それは3つ4つの仕事をしていて、

自由に活動できる仕事にリソースを割くために実践しているところです。

 

当然ですが、

早起きして活動すると、

それだけ脳のリソースを使ってしまいます。

 

多くの人が実感があるかと思いますが、

仕事終わりの夕方はくたくたで勉強できない

ということがあると思います。

 

 

その逆パターンが起こる可能性があるのです。

 

朝がっつり勉強したがために、

お金を稼ぐ大部分の本業をするときは脳のリソースを使ってしまったがためにくたくたになっていることもあるのではないかと考えています。

 

であるならば、

本業に全力を振りたいのなら、

むしろ本業にリソースを割くように起床時間を調整するほうがいいと思います。

 

 

成功者が早起きなのは早起きしても24時間いつでも仕事あり、裁量権があるからです。


なら邪魔が最も入らない会社が開く前、銀行が開く前の早朝に時間を取るのは合理的ではないでしょうか。


成功者の習慣というのは耳障りがよく真似したくなる気持ちもわかります。


しかし、彼らの仕事の方向性と店舗従業員の方向性は違いすぎて真似したところでというところがあるのも事実です。

 

成長の近道は

 

「真似ること」

 

これは間違いありません。

そして、実際に行動しようとしたことはとても良いことです。

 

ですが、

成功者がおかれている立場と一個人の僕達の立場は違います。

 

多くの人がやっているから、

成功者がやっているから、

脳死して考えるのはやめたほうがいいとも思うのです。

 

真似できるところは真似する。

参考にならないと思ったら捨てる。

そのように臨機応変に物事を考えるほうがいいと思うこの頃。

 

 

ではまたっ。