パンダの備忘録

ヒトを越えたいパンダの備忘録

独立神話の罠。

今の会社は嫌だ、独立してやる。

お金を稼ぐには独立が一番。

働きたくない、フリーランスになって自由に働きたい。

 

 

雇われで働く人が多い昨今。

契約に縛られて、嫌なことを決められて働くのに嫌気がさす人も少なくないでしょう。

 

ぼくもその一人。

できれば自由にのんびり働きたいものです。

 

もちろん

独立することも良いことです。

 

でも

雇われで働くメリットも享受している。

そんな中でどうすれば良いのかと揺れ動く人もいることでしょう。

 

まず、

ゆくゆくは独立したいという人は、独立前提や独立人口が多い職業から始める方が良いと思います。

 

例えば理美容師、弁護士といった独立が前提としていることが多い職業。

 

不動産といった独立人口、副業人口が多くしやすい分野。

 

そういう仕事についていない何もスキルのない人はむしろ現状からスキルアップして上を目指すか、

独立前提でスキルを学ばせてもらいに雇われることをするといいでしょう。

 

何のスキルもない人が例えばたこ焼き屋に全コミットするのはリスクがでかすぎます。

 

 

よく独立した人の中には、

背水の陣で本職を辞めて独立する生業にフルコミットするほうがいいと言います。

 

そして
独立したほうが良いと聞いたからとスキルのない人が全くの別分野で全コミットするから淘汰されていくのです。

 

そういう人は、

半独立という方法をとるといいと思います。

 

土日たこ焼き屋、平日は雇われで働くとしたほうが安定収入を享受しつつ、たこ焼き屋で顧客を増やしていくという手法がリスクがないのです。

 

仮にたこ焼き屋が閑古鳥が鳴いていても、

本職の方で生活費をもらっていれば不安感がなくなります。

 

うまくいけば顧客とスキルをあげることができ、

たこ焼き屋が大きくなっていければ本職の方を縮小していくということが王道です。

 

ぼくもこの類になるでしょう。

仕事の特性上社会や人とつながっていないといけないところもあり、雇われているのもありますが。

はやり安定した収入を頂ける雇われの仕事があるという安心感は変えられないものでもあります。

 


ところで独立しやすい人たち例えば美容師やITなどのプログラマー、弁護士、不動産などは顧客やスキル、物を持った状態で独立していくことができます。

 

それはスキルがある人や顧客がある人はある程度リスクを軽減できるという意味をなします。

 

そういう場合はいきなりフルコミットして、全力で手にした顧客を相手にしていくのも手だと思うのです。

 

なので、

相手の言うことを聞くのも良いことですが、

自分のスキルとリスクを天秤にかけてしっかりと考えて行動することが大切です。

 

もちろんどんな職業であっても、独立というのはリスクがつきまといます。

一年で9割、3年で8割近くが倒産すると言われている昨今。

 

スキルのない人は時間と身体を利用することで、

8時間契約で雇われることで、お金というリスクをとことん削減することで、決まった安定収入を得ることができます。

 

広告をうつにも何十万というお金がかかるものですが、

雇われで働いていればノーリスクで会社のお金で広告をうっていけるのです。

 

 

どうしても

時間と身体を売っていると、

収入には限界があります。

人一人に与えられた時間は24時間と決められているためです。

時給1000円で月400時間働くことができとして、

月40万円です。

 

けして安い金額ではありませんが、

あとは時給あげる以外頭打ちなのです。

 

独立してうまくいけば、

この10倍、100倍稼いでいる人もいるのです。

 

 

だからこそ独立神話はなくなることがありません。

そして多くの人が稼ぎたければ独立をいずれ視野に入れないといけなくなるといいます。

 

雇われで働くことが絶対的安定とは思いませんが、

安定をとるかリスクをとってハイリターンを狙うかは人それぞれです。

 

ですが、

独立をしてやるぞ!

とリスク度外視で飛び込むことはやめたほうが良いです。

自分のスキル、顧客、方向性を見定めて独立を考えることをお勧めします。

 

 

ではまたっ。