小山昇の実践ランチェスター戦略
・大切なのは、努力の方向性
・ランチェスター戦略の神髄は「一点集中」
・やらないことを決めなさい
・やめたことによって浮いた戦力を一点に集中して、ライバルを倒す
・お客様にとって、「なんでもある」は「何もない」と同じ
・一カ所に集中して出店して認知度を高め、競合を弱らせる戦略「ドミナント戦略」
・ランチェスター戦略は、もともと戦争で相手を打ち負かすために構築された理論
・弱者は局地戦で強者を倒せ
・強者とは、市場シェア1位で、なおかつシェア26・1%以上の会社
・狭い範囲に集中させると売上が伸びる
・インターネット上でも「狭く深く」が効く
・やらない仕事を決めて、重要な仕事だけに能力を使っている
・やることを絞って繰り返し教育する
・弱者がとるべきは「差別化戦略」
・ 自社の強みを知るには、受け身の姿勢で待つだけでなく、こちらから積極的にヒアリングする
・セグメントを絞り込む
・購入金額や購入頻度で分けるのは「区別」
・競合との違いを強調する戦略を「差別化戦略」
・他社が失敗した戦略を改良して武器にする
・アメとムチを駆使して社員が自ら働きたくなる仕組みをつくる
日本企業の中の99%が中小企業。1%以下が大企業という構図になっている。ランチェスター戦略はそれら中小企業が大企業に競争で負けないようにする戦略だと著者は語っている。単に努力するだけでは競争にまけてしまう。重要なのは努力の方向性である。何でもかんでも努力して頑張るのではなく、やらないことを決め、やることに注力していくとのこと。販売することも種類も多ければ多いほどいいというわけではない。シーナアイエンガーのジャムの実験でもあるように選択肢が多ければ多いほどいいとうわけではない。ランチェスター戦略では売上のないものは排除し、売上のあることに注力して、販売エリアを絞るべきだと言う。販売する側だけでなく、労働者にとってもやらないことを明確にし、やるべきことに注力し、成果が出るまで粘り強く努力をしたいと感じる。