パンダの備忘録

ヒトを越えたいパンダの備忘録

小山昇 【絶対会社をつぶさない強い社員の育て方】 感想

絶対会社をつぶさない強い社員の育て方

・中小企業に必要なのは「汗をかける社員」
・それなりの人を戦力化する
・人事評価のしくみを明確にすれば、社員も納得する
・頑張った人と、頑張らなかった人の賞与に格差をつける
・サービス業は人の成長なくして会社の成長はあり得ません。
・「降格」にも明確なルールがなければいけない
・「評価体系」のルールをつくる
・多くの会社が「どんぶり勘定」で給料を決めている
社員教育に時間とお金をつぎ込む
・ライバル会社とは「人」で差別化する
・全社員で知識を共有する
・強制しなければ、勉強しない社員がまとも
社員教育に「時間とおカネ」をつぎ込む
・ 勉強会は「参加回数」を重視する
・勉強会で全社員と「価値観」を共有する
・現場の声を反映するため「チーム活動」を行なう
・幹部社員は「プロセスより業績」で評価する
・「部下を育てる」ことを人事評価の対象にする
・個人面談は「質より量」を重視する
・「環境整備」で人を育てる

中小企業には、優れた人材は来ない。だから優れた人材が来るのを指を加えて待っているより、それなりの人材を優れた人材に教育するほうがよい。本著では人材教育について言及されている。もはや物も飽和してきた現代では物で差別化することは難しくなってきている。ましてやサービスを売るのであれば差別化するには人材で差別化していくしかない。しかし、プライベートを犠牲にしてまで仕事のスキルを学ぼうとする人は少ない。それならばと武蔵野では勤務時間で強制的に、残業代を支給するから勉強会に参加するようにと半ば強引に勉強会に参加して貰おうとしている。仕事のスキルは身を削るべきだと考えていたが、社員教育に力をいれて頂けるのならばそれに甘んじるのも手だと思う。