経営の見える化
・経営の見える化で、増収増益を実現できた。
・人間心理を無視して経営をしてはいけない。
・「見える化」とは、結果だけでなく、「結果に至るまでのプロセスが含まれているもの」。
・「お客様」と「ライバル」は、こちらの都合に合わせてはくれません。変化はわが社の都合を待たず、変化はわが社を置いていきます。
・「計画」とは、言い換えれば、「社長(会社)の考え」と「お客様の価値観」の違いを知るために立てるもの
・お客様が買ってくれれば「正しい」、買ってくれなければ「間違い」
・自社にどれほどの実力があるのか、「できること」を明確にすることが最大の「見える化」です。
・「やりたいこと」ではなく、まず「やらないこと」を決めなさい。
・「知識」は記憶・記録にすぎず、学んだ知識を体で実行してみて、はじめて「理解した」といえます。
・「独力で頑張る人」より、いいことを「真似した人」を評価すること。
・経営とは、「現実」であり、「現実」とはすなわち、「現金」である。
・大切なのは、「物事を単純に見る」こと
・社員に経営者意識を持たせるには、「会社(部門)の利益」と「個人の利益」を連動させるしくみをつくるといい。
・目標を達成したいなら、現在から未来を計算するよりも「未来から逆算して今を決める」
・真似こそ、最高の創造であり、「学ぶ」とは「マネぶ」を意味している。
・会計報告制度が「月単位」なだけであって、仕事は「週単位」で行なわれている
・良い情報を報告しなくても、会社は潰れない。悪い報告をしないと会社は倒産することがある。
・すべての社員にチャンスをあたえ、成績によって差をつける会社は公平な会社
・給与はお客様が払い、賞与は社長が払う。
・前の会社をやめた人ほど、前の会社を持ち上げる。
本書は特に中小企業では、ブラックボックスになりやすい経営を一般職員でも知ることができるようにすること見える化を訴えている書籍になる。
その中で武蔵野は見える化として、経営(数字)、人事、方針を明確にすることが大切だと言っている。
やるべきことやらないことを明確にすることこそ見える化だと言う。なんでもかんでもやろうとするとパンクしてしまう。やらないことを取り決めることで、業務の方針が明確になり、やるべきことに注視できる。
中小企業経営者向けに書かれた本であるが、社員としての心構えとして、真似ることこそ最高の創造という点。仕事を覚えることに関して、教えて頂くことだけが学ぶことじゃなく、先輩や上司が行っている仕事を見て真似ることが大切だと考えている。これは自分の考え方と通づるところがある。